なんとなく頭に浮かんだので残してみます。
エッセイなので話半分で。「いや、そのりくつはおかしい」などのコメントはお待ちしています。
まず辞書で引いてみる
めんどくさい手軽に調べられるのでWeblioを見てみましょう。
やる気
読み方:やるき
物事を行おうとする気持ち、欲求などを意味する表現。
モチベーション
別表記:モチベ
英語:motivation
モチベーション(motivation)とは、「やる気」「意欲」「動機」などの意味で用いられる表現。主に「行動を起こす契機となる刺激や意欲」といったニュアンスで用いられる。よく「モチベ」と略される。「特にやる気もないし必要に駆られているわけでもない」というような状況を指して「モチベーションがない」と表現したりする。
ざっくり言うと、
・やる気→行動しようとする気持ち、エネルギー
・モチベーション→行動の動機、要因
という感じですね。
やる気は"気"とある通り気持ちの話であり、広義ではモチベーションはやる気を内包するといったところでしょうか。
オタクで置き換えてみる
・モチベーション→ヤバい曲で多動したい
・やる気→ヤバイ曲で多動するためにライブに行きたい
これが揃うと、「行動→ライブに行く」に繋がる。
すごくイマイチな例である気もしますがなんとなく切り分けできましたね。
やる気がない状態を考えてみましょう。
・モチベーション→ヤバい曲で多動したい
・やる気→ヤバイ曲で多動するためにライブに行きたいけどお金がないからいいや…
行動→ライブに行くに結び付きませんね。
モチベーションはあるけどやる気がない。
ではモチベーションがない状態は?
・モチベーション→ない
・やる気→ライブで多動…??
動機がないのにライブに行くことってあるのでしょうか。
何かしら行動のトリガーがあるはずです。
かなりガバい例ですがなんとなく以外のような点が見えてきました。
・少なくともモチベーション=やる気ではない
・モチベーション→やる気の順で発生するのが本来の順番
・上がったり下がったりするのは気持ちやエネルギー、つまりやる気の方である
私見
よく言われる「オタクモチベがない」みたいなものは、実はやる気の上下のことなのではないか?
あるいはモチベーションの中でのオタク行為の優先度が下がったのかもしれません。
「イベントに行きたい」が1番目だったけど、3番目になったとか。何らかの理由で満たすことができなくなったとか。
モチベーションとやる気、行動の繋がりを本来の順序で、釣り合いがとれた状態を維持できないとまずいような気がします。
「○○のために生きてます」「一生○○についていきます」「ライブ行くために無茶したww」みたいなオタク、大体すぐ消えますよね。
それってやる気や行動が一人歩きしているというか、最大積載荷重を超えたものを載せているような、不健全な状態だからじゃないかと最近思うようになりました。
物事って釣り合いがとれていないとどこかで無理がきますよね。イナバの物置だって100人は大丈夫だけど500人はムリだし。
ダイエットでも5kg痩せればいいものを、やる気が出たからといって考えなしに10kg痩せてもいいものでしょうか?
モチベーションって「顔が見たい」「ヤバい曲が聴きたい」「前の席で見たい」くらいのシンプルなもので、ごちゃごちゃするのはやる気や行動の方じゃないかなあと。
あとは行動がモチベーションにすりかわってしまうのも危険ですね、
さっきダイエットの例を出したのでダイエットで例えます。
本来あるべき像としては、
・モチベーション→最近おなかが出てきてみっともないし痩せたいなあ…
・やる気→みっともないのは嫌だし痩せよう
・行動→痩せるために食事制限をしたりウォーキングをしたりしてダイエットしよう
ですが、ダイエットをすること自体がモチベーションになってしまうとどうでしょう?
・モチベーション→ダイエットをしたい
・やる気→ダイエットしなきゃ…
・行動→食事制限をしたりウォーキングをしたりしてダイエットしよう
ふとした瞬間に「何のためにジムに行ったりウォーキングしたりしてこんなに辛い思いをしているんだ?」「何のためにやってるかわからんしあほくさ、やめよう」となってしまうでしょう。
「痩せるため」という本来の目的が見えなくなっている状態ですね。
オタクで言うとイベントに行くこと自体が動機になってしまうような?
さいごに
本当にないのは「モチベーション」なのか「やる気」なのか。
自分の状態に違和感を覚えたら考えてみてもよいかもしれないですね。