元アメリカ大統領ぶってお気に入りの楽曲を公開する毎年恒例のアレです。
レギュレーション
- 2021年リリースの楽曲であること(先行配信は正式リリース日に準拠
- 原曲は2020年以前リリースだが今年新たに別バージョン(Mixやリマスター等)がリリースされた曲は、今年の楽曲として扱う
- 1アーティスト/コンテンツにつき1曲まで
- wi(l)d-screen baroque / 大場なな(CV:小泉萌香)
- No.6 / 伊藤美来
- ひだまりの場所 / TrySail
- The Last Chance / LizNoir
- えとにゃんらん / 鈴木愛奈
- Blessing Chord / Roselia
- ストロボメモリー / 内田真礼
- MY SPIRAL / 岡咲美保
- 星の旅人 / 渡辺さらさ(CV.千本木彩花)×奈良田 愛(CV.花守ゆみり)
- 明日の風よ (Acoustic ver.) / 大橋彩香
wi(l)d-screen baroque / 大場なな(CV:小泉萌香)
作詞:中村彼方
作曲・編曲:三好啓太
一部の界隈で異様な人気を誇り、劇場版公開から半年以上経過してもなお絶賛劇場公開中のアニメからこの曲。
劇場版ではこの曲が流れ出すタイミングも普通じゃないのだが、そもそもこの曲自体がちょっと普通じゃない。
レヴュー曲は長尺になりがちだけど、こいつは4分ちょっとと一般的な長さ。
音域はほぼ1オクターブ内に収まっていながらもはっと目が覚めるような表現力、トラック数もなんと300ほどになるらしい。どうなっているんだよ。
イントロで惹き付けられたが最後、そのまま4分間を圧倒されて過ごすことになる。少なくとも映画館ではずっとそうだった。
胸を刺す衝撃を浴びてしまった……。そんな形容がピッタリとハマるんだよな。
No.6 / 伊藤美来
作詞・作曲:園田健太郎 編曲:千葉岳洋
ブラバンがしっかり主張していると……楽しい!!そのくらいの雑な理由でランクイン。
間奏のベースソロとドラムソロは横転必死。でも感染症対策として床は転がらない方がいいか。
というか冒頭に即死ピアノがあるね。
サウンドの楽しさが第一にあってそれだけでも十分に楽しくなれるんだけど、ちょっと明るくなれる歌詞も良いんだよな。
> 誰かのマルは 誰かのバツで 世界は回って行く
世の中そんなもんだよなというのもありながらも、未知に淡い期待を持って進む。それが「ちょっと」なのがいいと思っていて。
この編成がライブで実現することはないと思うけど、それに使い形で聴ける機会があったらいいな。
ひだまりの場所 / TrySail
作詞・作曲:徳丸 凌
編曲:川島章裕
あったかい所で帰ってくる所。「ひだまり」ってそういう場所だよなという認識は自分の中にあって。
そういう場所があるから笑顔になれて一歩を踏み出せるというか。
あの時のあれがああだったなあとか、なんてことのない一瞬が良かったりするんだよね。思いを馳せることで呼び起こされる感情、とても貴重。気持ちがあたたかくなる曲。
あとこの曲転調します。
実はリリックビデオもあるので見てみてもよいと思う。
The Last Chance / LizNoir
作詞・作曲・編曲:Q-MHz
アイドルアニメの最新のトレンドは心臓と幽霊!
一部の界隈で人気沸騰最先端のアニメからこの曲。結局アニメでは赤崎こころたむ萌え萌え同盟は設立されませんでした。
露骨な事務所パワーを感じる作品の曲だけど聴いてみてほしい。
2サビの歌詞がすごくいいんだよな。止まる方が怖い。貪欲に高みを目指す強者の意地とパッションを感じる。
LizNoirってそういう集団じゃないですか。
MVがめっちゃ昔の雰囲気なので好き。
あと肘。
えとにゃんらん / 鈴木愛奈
作詞・作曲・編曲:涼木シンジ
お前こんな曲も聴くんか……の筆頭だと思う。ベースの音が良かったらランクインしやすい代表例。
とにかく身体を動かしたくなってしまう。京プレではトイレに行きたかったタイミングでこれが流れ出したので尿意とバトルしながら多動することになった。それくらいノッていたい曲。
ラスサビ跳びポ了解!
Blessing Chord / Roselia
作詞:織田あすか(Elements Garden)
作曲・編曲:竹田祐介(Elements Garden)
お前もうブシ□ードに魂売り渡したよな?はい……
映画が公開されるなど、複数の曲がリリースされている中でこの曲。
ABCメロのパート分けが良い。1+1を重ねていってひとつのものができあがっていく、そんな感覚。
オタクが好きそうなサウンドだけど自分もオタクなのでランクイン。
あとちょっと肘。
ストロボメモリー / 内田真礼
作詞・作曲・編曲:RIRIKO
この曲は素直にランクインさせないとダメでしょう。
『ひだまりの場所』でも似たようなことを書いたかもしれないけど、一瞬一瞬が心の中に残っている。それが思い出となっているけどいい影響だけを及ぼすわけでもなくて……。
時間は流れていく。
そんな情景がよく描かれている曲だと思う。
MY SPIRAL / 岡咲美保
作詞:真崎エリカ
作曲:本多友紀(Arte Refact)
編曲:本多友紀(Arte Refact)
なんだこの曲ゎ……。回りすぎてバターになった。
とにかくキャッチーな音をしているよね。聴いて一発でこの曲はビビっときた。
2サビ後間奏でバターになりましょう。
最近は開始数秒で心を掴めないとどんどんインスタント消費をされてしまうとかそういう風潮はどうなのとか色々なことが言われているけど、裏を返せばそれができるポップな曲は本当にクセになるんだよな。
星の旅人 / 渡辺さらさ(CV.千本木彩花)×奈良田 愛(CV.花守ゆみり)
作詞・作曲・編曲:斉藤恒芳
あなたこういうアニメ好きだよね? はい……。
EDは複数パターンがあるけど基本形のこれを採用。
この曲を書いた斉藤恒芳さんは実際に宝塚歌劇団の音楽を手掛けられたこともあるとのこと。すごくない?
尋常ならざる歌劇の雰囲気が漂っていると思っていたけど納得がいった。いや凄いよコレ。
10曲のうち1枠はこういうクセが強い曲が欲しい。
明日の風よ (Acoustic ver.) / 大橋彩香
作詞:畑 亜貴 作曲:佐伯高志 Acoustic Arranged by:SAMOYED
俺が好きな曲のアコースティックバージョンなのでランクイン。
元の曲がいいのでアレンジをしてもいいんだよな……。
今お酒を書きながら文章を書いているけど、染みる。さすがは天下の畑亜貴様といったところか。
最終選考ノミネート楽曲
候補には入ったが1アーティスト1曲の制限により除外された、単に10曲に入らなかったなどの理由により惜しくも選外となった曲の一部を紹介します。
Long shot / 前島麻由
オタクっぽい曲なので好きだったけど惜しくも選外。
March for Peace / 豊崎愛生
独特な雰囲気を持つ曲なので好きだったけど惜しくも選外。
自分と向き合う力強さを表現した曲なので好きだったけど1コンテンツ1曲の制限により選外。
overtuRe / Roselia
険しい道を進んでいく第一歩の曲として好きだったけど1アーティスト1曲の制限により選外。
あとがき
今年は例年以上にアニメ・声優のオタク色が強いような選曲になった気がします。いつもそうかもしれないけど……。
気に入った曲を大っぴらに紹介できる楽曲10選、毎年恒例の行事になっていますがとても楽しいです。1月リリースの曲を並べて「これ本当に今年だっけ?」という感じになって時の流れの早さを感じるところとか。
大いに主観が入るのでワンポイント紹介にとどめがちなんですが、だからこそもっと自分を出したコメントを書いていいのかな?とここ数年考えています。
2022年もステキな異常楽曲で謎の挙動を発生させていきましょう。
バックナンバー
2017年オタク・ソング10選 - kenny_desuのひとりごと
余談
今年はいとうあさこスネークがアツいようです。
去年の肘のように解説できる余地がないのでググってみてください。