20230417外出記
みんな~~~!最寄駅からバスで案内されるイベント会場ってどう思う?
俺はどうかしてると思う。
今回の登場人物
筆者。素晴らしい声と顔と曲が好き。
夏川椎菜さんのオタク。長年の付き合いで、推しメンはいつも一人!模範的なオタク。
夏川椎菜さんのオタクたち。みんな適度に狂ってていい人。どこに行っても大抵いるのでAを介して仲良くなった。
417の日とは
夏川椎菜さんが毎年4月17日に千葉県でやっているイベント。
毎年色々な企画やライブをしている。
今回の立地がすごい
このイベントは千葉県のどこかのホールを使うという縛りで会場が選ばれている。
これまでの主な実績は市川市文化会館、習志野文化ホール、千葉県文化会館など。
今回の会場は市原市市民会館。
パブリックイメージの千葉県って大体3つに大別されると思う。根拠はなし。
①チーバくんの左上。幕張あたりまでの工業地帯や市街地。
②①以外の木更津とか館山、鴨川あたりの観光地とか。
③①でも②でもない何か。
今までの会場は①の範囲だったが、とうとう②もしくは③の範囲に突入。それでもチーバくんの喉元あたり。
千葉県って実は尋常じゃないくらい広くて、鉄道で移動すると筆者の家から名古屋への所要時間*1と鴨川へのそれがだいたい同じくらい。
最寄り駅の五井駅(小湊鉄道は無視します)までは自宅から大体1時間15分。
今毎日通っている客先よりは近いな。
客先、人権侵害してる?
駅までのアクセスは全然なんとかなる範囲だが、問題はそこから。
①バス・タクシーが事実上必須。
②真の最寄り駅からでも徒歩18分
小湊鉄道の上総村上駅まで行く手段があるが、あれは趣味で乗る路線だと思う。
③駐車場が足りない
会場のキャパ約1500人に対して普通車242台。1台に5人乗っても足りないんですけど算数ってできますか?
公式ホームページの案内もこれ。
収容人数と交通手段を考えたら作っている途中におかしいと思うだろみたいな会場、許せなさすぎる。
どうしたか
往復ともにオタクとタクシー相乗りをした。
行きは駅のタクシー乗り場から乗った。GOアプリで終演後のタクシー予約をしようしたところ、予約ができなかった。
予約可能エリアを調べてみると……
外国すぎて市原市の名前があるけど※印。いい加減にしろ。
※オタクにタクシー会社電凸してもらいました。ありがとうございます。
当日の人民大移動
五井駅までは大した問題もなく、途中の温浴施設でオタクAと合流。
バス停、無限に並んでる。
そもそもこの辺って一度に人がたくさん来ることを想定していないと思うので、駅前の造りに対して明らかに人が多い。
オタクは無限というワードを誇張で使いがちだが、キャパシティを超えているように見えるので無限という表現になる。
結果的に全部詰め込めていたが、オタク輸送車にギチギチで詰め込まれるのもあれなのでタクシーを使いましたとさ。
運転手は50代くらいと思われるおっちゃん。
良くも悪くもラフにタメ口でガンガン喋ってくる、古典的なタクシードライバーだった。
俺たちとお前は友達じゃないから弁えてくれない??
発車即イライラしたが他のオタクの手前バトルするわけにもいかず、脳の全機能を停止してオタクに会話を担当してもらった。ごめん。
お兄ちゃんワクチンって何回打った?
4回ですね~
ダメだよ~3回までじゃないと
思想が強いだろ。
この辺ってタクシー絶滅しない程度には不便だから無敵なの?
花粉症って実は治せるんだよね
はえ~~
マジで無敵?
オタクも即時に察しているので真面目に話を聞いていない。
他のオタクがいなかったら降車即タクシー会社と運輸局にメチャクチャ文句を投げていたと思う。俺の脳機能が停止していて助かったね。
一つだけよかったのは、地元のドライバーからしても市民会館の立地は終わっている認識だとわかったことだった。
あいつ単に花粉症シーズン終わっただけだろ
それはそうすぎ。強烈思想の介護ありがとう。
途中で合流したらオーバーオール被っちゃった
総武線でペアルックはまだちょっと早い
これです。オタクみんな仲がいいので大体行動が被る。
イベント本編
開演前BGMもミュージックレイン(以下MR社)。これ↓で今こんなになる前は全身がMR社でできたMR社人間だったのでShazamいらずの超快適空間。
だったはずなのだが、
これなんだっけ?365?
ユメシンデレラやが
露骨に興味ない曲がバレた。典型的な老害ムーブすな。
開演。HIGH POWERED/スフィアを歌いながら登場。
スフィアのライブ、もう3年くらい何もやっていないに等しい*3けどこれは振りを全然覚えているんだよな。
あ~顔がかわいい。
その後企画(茶番)。
某ラーメン二郎の社訓(?)を読み上げたりミューレ画質*4をネタにしたりと無敵の脚本を書いていた。
顔の乱れは心の乱れ!!!!!!!
ミュージックレインフェス2022が中止になり、せっかくのセトリがお蔵入りはもったいないということで1人でやってしまおうというシナリオ。
個人のツアーではずっと声出しができなかったんだよな。まずは自分の曲を声出し解禁と言うことで一気にエンジンがかかるチョイス。
顔がかわいい。
その後ロックナンバーをということでメドレー尺になるがblack hole/寿美菜子、プライド革命/CHiCO with HoneyWorks、オリオンとスパンコール/豊崎愛生を披露。
black hole、昼の部は原曲より微妙にBPMを落としていたような気がしたけど、顔によって正常な判断能力が失われている。顔がかわいいので。
こうして並べると色々なタイプのロックがあると思う。全部別の個性があるけどそれぞれ寄せに行って実際にできているのは演者の技能を感じるブロックだった。
「月」という共通点から月下儚美/月のテンペスト、MOON SIGNAL/スフィア、月のなみだ/高垣彩陽、月灯り/雨宮天。このブロックが一番火力出てた。
1期生のオタク、異常な求道者が多いのでMOON SIGNALは演者より精度が高いし演者のちょっとした誤りにも一瞬で気づく。怖いんだよな。
曲へのリスペクトを忘れ合い演者の精神、素晴らしい。歌が上手くなった。顔がかわいい。
書いていて思い出したんだけど、昼の部は連番者のオタクAが眼鏡を吹き飛ばしていたんだよな。
筆者の周り、モンスターしかいない?
MR社には恋の曲が多いので恋メドレーということでセンパイ。/HoneyWorks meets TrySail、キョリ感/ハコニワリリィ、君だけ/halca、17歳/mona。
自分、ひとついいすか?
恋の曲といったらセンチメンタルクライシスだろうが!!!!
失礼しました。
17歳、筆者も連番者も狂っていてそれだけでお釣りがくるので不問です。フルだったのも素晴らしい。顔がかわいい。
夜の部、歌い終わりMCのナン「手料理とかお掃除とか 苦手だけど貰ってくれる?」
え、結婚しよ。
Fanfare!!/麻倉もも、ステージを吐けたと思ったらピンクの法被を着て両手にペンライトを持って出てきた。オタクだ。お前のような顔がかわいいオタクがいるか。
ナタリーのこれだけで笑えてくるんだけど、キモさが足りない!!オタクはもっとキモいぞ!!!
具体的には間奏でガチ恋口上をしなさい!!!
さらに「伝えよう! 大好き!」と愛をぶちまけた夏川は、「ももちゃん! ももちゃん!」とこの会場にいないはずの麻倉の名前を叫び、「私にはももちゃんが見えました。あのへんにももちゃんがいる」と客席に向かって手を振った。
これオタクにも同じようなのいない?
Baby Baby Love/戸松遥。これはオーディションの時に本人の前で歌ったことで有名。
これだけはオーディション当時の断面の話ということで寄せることなく本人のままで歌っていたと思う。顔がかわいい。
今日の日替わり曲がBaby Baby Loveだったわけだけど、ふと「夏川さんが最終オーディションで戸松さんの前でBBLを歌った」旨の話を思い出して、その瞬間に脳内で戸松さんと夏川さんが合体してマジモンの何かになって世界が始まってしまった
— けにー (@kenny_desu) 2018年8月12日
世界が始まったのは市原市だったらしい。
市原市でビッグバン起きてる。
終演後
オタクに呼び出してもらったタクシーで駅まで乗り付け、グリーン車で悠々帰路へ。
なんか膝壊れた
よくある。オタクはイベントで怪我しがち。
三角ポーチ*5、ここまで擦られることわかってたら買ってたと思う
全部買ってた(HMVの履歴を見せながら)
よくある。オタクはとりあえず物販買いがち。
来週またミリオンライブで~
また~
よくある。どこにでもいる人たち、どこにでもいるので本当に助かっています。
ミリオンライブは両日だっけ?
日曜は日比谷公園
なんで?
これはなんで?
思ったこと
ナン、お前だったのか。いつもミュージックレインの現在過去未来を繋いでいてくれたのは。
自分がやりたいこととファンが求めていること、両方を高いレベルでやれる人ってそうはいないんだよね。MR社は片方が上手いことは多いんだけど。
ミュージックレインは凄い人たちばかりで~と言っていたけどお前が一番すごいぞと拍手を送っていた。すごい。
ミュージックレインの再現というテーマ、予定されていた2022はコロナ禍の関係で延期ののち中止になってしまった。誰が悪いというわけでないんだけど、当時のリベンジという意味もこめられていたと思う。
その中でただ歌うだけでなく、本家の楽曲・アーティストへのリスペクトを込めていた点が本当に良かった。曲やアーティストと積み重ねてきた思い出って各人にあるはずで、少なくとも自分はそれらを目の前の景色にダブらせて物思いにふけることができただけでも、良い機会だったと思っている。
1期生、音楽活動が何よりも求められていると思うけど、あちらさんも商売なのでお金にならないことはやってくれない点はオタク側も理解している。でも俺たちが欲しいのは音楽活動なんだよなあ……。
ただ、今は火を絶やさないことが何よりも大切だと思うのでこういう形でも曲を扱ってくれたことは嬉しかったし、オタク側の沸き方も「1期生はまだやれるぞ」という意志表示にもつながったと思う。
人が本当に死ぬのは忘れ去られた時とはよく言うけど、曲やアーティストも同じだと思う。そういう意味ではまだ生きていると感じた。骨格も血もB社に作り替えられたと思ったけどMR社でできているのを思い出した。そう簡単に人間は変わらないぞ。
あと夏川椎菜ちゃんのお顔はかわいい。これが一番大事。
おわりに
最後に今月の標語を共有して終わります。
1 people 1 primary.
みんな守ろうね!と鏡に向かって毎朝朗読しています。