kenny_desuのひとりごと

備忘録。いい感じのブログ名を常に募集しています。 @kenny_desu

20230829/アニサマ1日目の感想

 

  • アニサマの感想。1日目のみ一般席で参加。
  • まず前提として、筆者は内容や人物にかかわらずサプライズゲストそのものをやめた方がよいと考えている。理由は2つある。
  • 1つは本来それを見たかった人の機会を奪い、切り捨てるものだからだ。もし自分にとって得があり嬉しい内容だとしても、それはそれとしてそういうことはしない方がいいと怒る。
  • もう1つは、チケット代の正当な評価ができなくなる仕様変更だと考えているからだ。仕事柄、後だしジャンケンが大嫌いだし、駆け引きをするわけでもないので必要な情報は予め開示してから物事を進めるべきだと考えている。
  • そういう意味で言うと1日目のサプライズは妥協点だったと思う。別日の出演者をリサイクルするのみで済んでいる。本来はそれもやらない方がいいと思うが、最小限の範囲で済ませている点では一定の評価ができる。この評価は翌日取り下げたのだが。
  • アニサマの長所って別にサプライズにはないと思う。大規模でネーミングバリューのあるイベントだからこそできるビッグネームへのオファー(今回で言うと島津亜矢など)、多くの出演者から選抜したコラボ企画、出演者数と公演時間比から考えると良心的なチケット価格など、本来サプライズゲストを抜きとしても価値のあるイベントを提供することはできているし、他のフェスに対して優位に立てる点のはず。こういった評価点をさらに伸ばしてほしい。
  • 筆者も昔は「見れないのは警戒しない方が悪くて弱い!」と主張していた若い時代があった。この主張は正しい側面もあるが、落ち着いて考えた方がよい。そもそも警戒は異常行動である。自分がやりたくてやっているのは勝手だが、していない他人を叩く棒にはならないし、「知っていたら入った」という人が多数存在する時点で機会損失なので興行的にも疑問を覚えてしまう。筆者はIDOLY PRIDEとジャンプフェスタで酷い目に遭ってから完全に考えを改めたので、今後も同じスタンスを貫ける自信がある人だけが主張した方がいいと思う。
  • VIP席とセンターステージ、トロッコ問題はまあ、最前と顔面に執着する方がおかしいのはあるけど。それでも前で見たいから高額なチケットを買っているのに、前で見ることができる可能性が揺らぐ要素があるのがよくないと思う。普通アリーナAの1列を引いたら目当てを一番近くで見れると思うじゃんね。VIP席が完売する前に出演が確定しているアーティストはメインステージを確約するとか、実現性はともかく何らかのアイデアはあるんじゃないかと思う。
  • という感じのことをアンケートに書いた。
  • さて内容の話はというと、1日目に関してはイベント総体としてのパワーというよりはアーティスト個の力を感じた。
  • 特筆すべきは大橋彩香とTRUEの終盤組。会場を盛り上げてトリにバトンを渡すという役割を十二分に果たしてくれたと思う。両者とも『ワガママMIRROR HEART』や三種の神器*1といった強力な飛び道具を持っているが、それらを使いつつ最新曲も印象に残るように組み立てられていたのが秀逸だった。MCも無駄がない。
  • 特に知見がないアーティストではCö shu NieとWho-ya Extendedが印象的だった。どちらも声優オタクソングとはちょっと異なるタイプの曲持ちだし、興味がなかったらなんかよくわからない曲をやって帰っていった謎のアーティストで終わってしまいかねないが、逆に少しでもちゃんと見た人には何か爪痕を残すような働きだったと思う。
  • それで(一応)目当てのRoseliaはというと、前回出演の2019年で筆者はなんとトイレタイムに使用していた。そんな人間が氷川紗夜のフルグラを着て刃物を振り回しているかのごとく特大多動をしているのだから4年も経てば人は変わるということである。
  • 自前で演奏するという点でレッスンコストがかなり高く、ワンマンライブでも曲数は決して多く披露する方ではないので披露曲の候補はある程度想像がついていたのだが、『ZEAL of proud』はいい意味で裏切られた。天晴れ。
  • 『FIRE BIRD』の〆は王道だし、バンドリがトリになるほど大きくなったのも時代の流れを感じる。バンドリが初めてアニサマに出てきた2016年ってポピパが2曲やって帰っていったはずだし。バンドリの単独だとあり得ないくらいオタクが沸いて跳びまくっていたのも良かった。ハンドリって一部のイキリキッズと会場外の行動が評判悪いだけで入場してしまえば大多数は案外おとなしいからね……。
  • 全体として良かった点を挙げると、今年は例年よりもアニメ映像が多かったことだと思う。作品に対する気持ちをステージ上に重ねながら見られる時間が多くなっていたし、総合Pをはじめとした関係者の尽力によっていい時間を過ごせていたと思う。理想はSME MUSIC THEATERくらいジャブジャブと映像を流すことだけど。
  • センターステージとアニメ映像を同時に使ってしまうとA~Bブロックの人たちは映像を見れないよな。これは考えた方がいい。
  • けやきひろばが復活したのも良かったと思う。筆者はコロナ前からもう参加していないが、元気の有り余るオタクの遊び場であり、アニサマ本編への登竜門でもある場所が復活したのはプラスになるはずだ。さいたま新都心駅からアリーナに向かうなかでオタクのクソデカクラップや大声が聴こえてきた時はちょっと懐かしい気持ちになった。
  • ところで1列9席あるうちの4席が我々の連番で、残り5席が終演まで空席だったんだけどこれって俺たちの顔がキモすぎるからなのかも?
  • 裸足で走らない方がいいらしい。

虚言ツイートと見せかけて本当に裸足